国土面積は世界第二位と広大なカナダですが、その人口の9割はアメリカ国境から100マイル、すなわち約160キロメートル(キロ)の地域に住んでいるそうです。
たとえばバンクーバーとシアトルは直線距離で192キロ、国境に至ってはたったの30キロ余り。島国日本から、国外に行くのとは異なり、気軽に訪れることができます。
現在、カナダからアメリカに、日本国籍を持つ人が陸路で訪れる場合の手続きについて紹介します。
日本国籍を持つ人がカナダからアメリカを訪れる場合、アメリカでの滞在が90日未満であればビザは必要ありません。ただし、パスポート以外にもI-94Wが必要です。
国境で出入国カード「I-94W」の手続きを行うことになっていますが、2022年5月23日から入国の7日前からオンライン(https://i94.cbp.dhs.gov/I94/#/home)やアプリ(https://www.cbp.gov/about/mobile-apps-directory/cbpone)を用いて、I-94Wの提出、および費用の支払いが可能となっています。
さらに、現在、空路でアメリカ入国に必要な ESTAが、2022年10月1日から陸路でもESTAが必要になります。そのため、I-94Wの手続きをしようとすると、システムがESTAを取得するように求めてきます。
ギリギリまでESTAを取得したくないという場合は、オンラインでは処理せず、国境でI-94Wの手続きをしましょう。
ワクチン接種証明書
2022年10月1日現在、アメリカ入国には新型コロナウイルスワクチンの接種を完了した証明が必要となっています。PCR検査の陰性証明書は不要です。
ワクチン接種証明書については、私たちはカナダからアメリカへの入国規制が緩和されてから、何度かアメリカに訪れましたが、提示を求められたことはありませんが、国境まで行って追い返されても残念なので、用意しておきましょう。
カナダに帰国
国外からカナダに入国の際に必要だったArriveCANへの登録は2022年10月1日から不要になっています。