ウィスラーの手前、ガリバルディ州立公園で、上級者向けハイキング~パノラマリッジ~
バンクーバーの北、約70 km、ウィスラーへと続く、シートゥスカイハイウェイ(ハイウェイ99号線)でスコーミッシュを過ぎてしばらく行った位置にある、ガリバルディ州立公園。ウィスラーのランドマーク的存在の、ブラックタスク(2,319 m)など、勇壮な山並みが続き、アウトドア派に人気のエリアです。
中でも標高約1500メートルの高原の湖、ガリバルディレイク、そしてガリバルディレイクからパノラマリッジへのハイキングは、氷河湖の眺望を満喫することができるとして、毎年多くの人が挑戦しています。特にコロナ以降、夏のシーズン中は、訪れるのにパスが必要となっているほどです。
標高2,133 mのパノラマリッジは難易度高めですが、眼下に広がるガリバルディレイクの眺望が美しすぎると大人気。機会と体力があれば是非挑戦してください。
Rubble Creek Trailheadで駐車して、トレイルを歩き始めて2キロほど行くと、その後2.5キロほどはSwitchbackと呼ばれるジグザグの道がひたすら続きます。階段ではなく、”土の坂道”になっています。階段だと段差が大きくて、身長が低いと登るのに苦労することがありますが、坂道なので、そういうことはありません。とにかくジグザグ道がずっと続き、どこまで続くのか?と思うほどです。ただ、トレイル自体は比較的整備されています。
最後にもう一つ、大きなジグザグになっている部分を行くと、二つの道に分かれます。向かって右手がガリバルディレイクに行く道で、左手はテイラーメドウキャンプグラウンドへの道で、左に進みましょう。
少し行くと、森から抜けて、草地になります。テイラーメドウです。平坦な道なので少し休憩できます。高地特有の低木しか生えていないため、夏の暑い時期は日差しがキツイのですが、遠くにブラックタスクが見えると、「ここまで来た!」と感動します。草地の高山植物が美しいエリアを小川を越えて進むと、爽快な気分を味わうことができます。
つい、キレイな花を摘みたくなるかもしれませんが、生態系を守るためにも目で楽しみましょう。登山口から約10.7キロのところでブラックタスクへ行くトレイルとのジャンクションがあります。ブラックタスクではなく、右手を進みます。
しばらくは緩やかな坂道ですが、右手のブラックタスクレイクを過ぎる辺りから、再び登りとなり、次第に岩がゴロゴロしていて、トレイルらしきものがなくなります。
ガレ状で足元が不安定で歩きづらく、登りが急ですが、頂上まであと少し!体力によっては、休み休み登る必要があるかもしれません。日帰りの場合は、この道をもう一度、登山口まで降りる必要があります。自分の身体と会話して、無理しすぎずに頑張りましょう。
距離 28.3キロメートル
高低差 1610メートル
(alltrailsのデータ)
犬 不可。
アクセス
バンクーバーから99号線(シーツ―スカイハイウェイ)をスコーミッシュ、ウィスラー方面へ。スコーミッシュを越えてしばらく行くと、右手に Garibaldi Provincial Parkの標識が見えるので、ハイウェイを出る。舗装されている道をRubble Creek Trailheadまで進む。
!予めパスをhttps://reserve.bcparks.ca/dayuse/で入手。
!!夏の山は虫も多いので、虫よけスプレーを持参しよう。
!!!人気のハイキングコース。朝早めに出て、登山口に近い駐車スポットをゲット。
!!!!日帰りが無理かもしれないと思う場合は、キャンプして二日かけて登頂することも検討しよう。