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1セントコインはない!など、気になるカナダのお金の話

ワーホリや留学でカナダに来る人、必見!
カナダの紙幣とコイン

カナダの通貨はカナダドルで、英語ではアメリカドルやオーストラリアドルなどと区別して、Canadian Dollarと呼ばれています。略号はカナダ国内なら「$」、あるいは「C$」「CAD」で、ドルの下の単位がセント(¢)、1ドルが100セント($1=¢100)です。

紙幣とコインがあり、
紙幣は$100、$50、$20、$10、$5
コインは$2、$1、¢25、¢10、¢5

もともと、クレジットカード社会で現金よりクレジットカードを使う人が圧倒的に多かったのですが、新型コロナウイルスで現金離れに加速がかかっています。私の周囲ではお財布に現金が入っていない、あるいは現金を持ち歩いていないという人がほとんどです。ただし、それでも現金を使うこともあるので、今回はカナダのお金の話をしましょう。ワーキングホリディで仕事をする場合など、知識が必要になるかもしれません。

コインは
$2 Toonie トゥーニー

$1 Loonie ルーニー

¢25 Quarter クォーター

¢10 Dime ダイム

¢5 Nickel ニッケル
とも呼ばれています。

現金のやりとりをするときは、これらの別名で呼ばれることが多いので、覚えておくとよいでしょう。

つまり、「5セント持ってる?」というときは、”Do you have a nickel?”と言われたりします。慣れていないとNickel ニッケル??と言われても分かりませんよね。現金で買い物をしたときは、$1.05ドルの買い物をして、ツゥーニ―(2ドルコイン)を出したりすると、”Do you have a nickel?”と聞かれました。$2.05 ならおつりは1ドル(ルーニー)ですが、Nickelがないと、95セントのおつりになり、お店、客ともにめんどくさいですからね。

また、お隣の国、アメリカでは1ドルは紙幣ですが、カナダではコインです。

カナダの紙幣は、偽造防止のため合成樹脂(プラスチック)の一種でもある、ポリマー製です。紙とは違って、耐久性が強く、かつ折り曲げづらいのも特徴です。

1セントの不思議

以前はPenny(ペニー)と呼ばれる、1セントコインもあったのですが、製造コストが高すぎると2013年になくなりました。

しかしながら、今も単位としては使われています。つまり、「2ドル13セント」の商品が存在します。

コインとしてなくなっただけで

、単位としては存在するので、クレジットカードやデビットカード、小切手で支払うときは、そのまま「2ドル13セント」が計上されます。

注意したいのが現金(コイン)で支払うときで、

  • 1 セントと2 セント は切り捨て
  • 3 セントと4 セントは5 セントに切り上げ
  • 6 セントと7 セント は5 セントに切り捨て
  • 8 セントと9 セント は10 セントに切り上げ

「2ドル13セント」の品物の代金を現金で支払う場合、1セントコインがないため、「3 セントと4 セントは5 セントに切り上げ」で、「2ドル15セント」を支払います。

同様に

  • 「2ドル11セント」なら、「1 セントと2 セント は切り捨て」で「2ドル10セント」
  • 「2ドル16セント」なら、「6 セントと7 セント は5 セントに切り捨て」で「2ドル15セント」
  • 「2ドル18セント」なら、「8 セントと9 セント は10 セントに切り上げ」で「2ドル20セント」

です。

ややこしいですが、分からず、困っていると店員が教えてくれたりもします。

参考
https://www.canada.ca/en/revenue-agency/programs/about-canada-revenue-agency-cra/phasing-penny.html

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