パンデミックによる渡航制限がようやく緩和され始めて、海外旅行など空の旅に出かける人が増えています。
とはいえ、航空会社や空港は新型コロナの影響で人員不足など、さまざまな影響を受けていて、保安検査を通過するのに時間がかかったり、空港では多数のカフェやレストランが閉店していたり、開いていても大幅値上げで驚く値段になっていたり!
空の旅で節約する、そして快適に過ごすためのヒントをご紹介します。
20. アレルギーや糖尿病患者対応、ベジタリアンだけに非ず!いろいろある機内食
1. 空港には早めに到着!
規制緩和が進み、飛行機での旅行に出かける人が増えている一方、新型コロナの感染はいまなお拡大していて、保安検査のスタッフ、地上係員、さらにはパイロットやフライトアテンダントが感染、人が足りない!という事態は日常的です。
そのため、チェックインから搭乗ゲートまで、これまで以上に時間がかかることが多いのが現状。飛行機に乗り遅れてしまった!という事態を避け、落ち着いて楽しく旅をするためにも、空港には早めに到着するようにしてください。
2. 空の水筒、ボトルを持参
飲料を含め、液体物の持ち込み制限があり、1つの容器あたり100ml、1人あたり合計1Lを超えると持ち込み不可となっています。 保安検査の外から飲料を持ち込むことができないので、搭乗を待つまでの間、のどが渇いたら、売店などで高価な飲料を購入しなければなりません。
ジュースや炭酸飲料が飲みたいというのではなければ、空の水筒やボトルを持参するのをお勧めします。
パンデミックの真っ最中は、ウォーターファウンテンが利用できないこともありましたが、ウイズコロナとなりつつある2022年は使うことができます。
液体物は不可ということで、水を凍らせて持ち込む人もいるようですが、少しでも溶けていると取り上げられので私はおススメしません!
3. モバイルバッテリーを忘れずに!
スマホやラップトップ、タブレット。空港や機内だけではなく、日常生活でなくてはならないもの、必需品となっています。
長時間のフライトで途中でバッテリー切れになってしまう…なんて事態があっても、モバイルバッテリーがあれば安心です。
あるいは、空港にはコンセントを利用できる場所も多数ありますが、自分の搭乗ゲートのそばは、ほかの人が使っていて、遠くにしかなかったということもあります。急遽、ゲートが変更になるという事態があった場合、ゲートにいなかったために、気づかなかったということもありえます。旅行前には充電済みのモバイルバッテリーをお忘れなく!
4. 出発当日のフライト状況チェック
出発当日はフライト状況をチェック。万が一の遅延や欠航がある場合、時間の節約になります。
また、航空券を購入したときにemailや携帯電話の情報を登録しておくと、遅延などがある場合は航空会社から連絡があります。
5. ヘッドフォン、イヤフォンを持参
無料のイヤフォンを提供してくれる航空会社もありますが、有料の会社もあります。
特に長いフライトだと、慣れたヘッドフォン、イヤフォンが快適なので、マイヘッドフォン、イヤフォン持参をお勧めします。
6. ジャケット
特に夏に旅行する場合、機内が寒すぎて困ったという経験はありませんか?
毛布・ブランケットをもらうこともできますが、格安航空を利用したときに「ない!」と言われて、バンクーバーから日本までブルブル震えて過ごしたことがトラウマに。以後は必ずキャリーオンにジャケットを入れています。
また、受託荷物の重量が超過しそうなときも、ジャケットを着用して搭乗することで、料金がかからずに済むこともあります。
7. 保湿クリーム
とても乾燥している機内。ハンドクリームやリップクリームといった保湿クリームを手荷物として!
その際、100mlの制限があるので気を付けましょう。
8. 受託手荷物、スーツケースにリボンやバンダナ、ベルトを
日本人の間で人気のリモワのスーツケースなどだと、同じものを持つ乗客がほかにもいることもあります。
つまりは間違えて他の人のスーツケースを持って行ったり、あるいは持っていかれたりする可能性が高いということ。そういう事態を防ぐためには、リボンやバンダナ、ベルトなどを付けるのがおすすめです。
リモアでなくてもよく似たスーツケースということもありえます。到着してピックアップするときにも、目印があると、すぐに自分のものと分かります。
9. 頭痛薬や下痢止め、常備薬
忘れずにキャリーオンに入れておきたいのが、頭痛薬と下痢止めなどの常備薬。機内に備え付けてある場合もありますが、いつも使っている薬が手元にあると心強いです。乗り物酔いをする人は酔い止めも。
折角の旅行、健康に楽しみたいですね!
10. スナック
空港での食事は高価なもの。また、カナダの一部国内線のように機内での食事が有料な場合もあります。節約のためにも、スナックを持参しましょう。
ただし、カナダからアメリカに行くとき(アメリカ経由で日本に行く場合も)は、カナダの空港でアメリカへの入国手続きをします。果物のような生ものは持ち込めないので、気を付けて!
直行で日本なら、リンゴやオレンジ、サンドイッチなどを機内に持ち込むことは可能。ただし、日本到着までに食べ終わってください。
また離陸や着陸態勢に入る際に耳が詰まるときの対策として、ガムやキャンディもキャリーオンのすぐ出せるところに忍ばせておくのがいいでしょう。離陸を始めたら立ったりできないので、搭乗したら、忘れないうちに座席のポケットに。
11. 除菌ジェル・スプレー、ウエットワイプ
パンデミックの真っ最中は、航空会社がウエットワイプや除菌ジェルなどの除菌グッズを提供してくれましたが、最近は用意されていない場合もあります。
コロナ対策だけでなく、ウエットワイプなどは手元にあると何かと便利なので、キャリーオンバッグに入れておきましょう。
12. 到着後、すぐに必要なアイテムはキャリーオンに
滅多に起こらないロスバゲですが、起こった時のダメージを最小限にとどめるためにも、到着してすぐに必要なモノはキャリーオンに。たとえば赤ちゃん連れなら、着替えやオムツ1日分など。
知人は結婚式に出席するために飛行機を利用。着替えは全て受託手荷物のスーツケースに入れておいたところ、ロスバゲの事態に! ジーンズとTシャツで結婚式に出席しました。
別の人はメキシコのリゾートでのホリディで、水着やサンダルがなかったために、新たに購入する羽目に! ステキなものが見つかるといいのですが、気に入らないものをやむを得なく買うということもあり得ます。
13. ペンを手元に
最近では入国書類など電子化している国もありますが、税関の申請書類など機内で記入する必要があります。バッグのすぐ出せるところにペンをできれば2本用意しましょう。2本目は念のための予備です。
14. スーツケースを預けるときのタグに留意
スーツケースなどの荷物を預けるとき、係員がつけてくれるタグ。行き先を念のためチェックしましょう。
夫はバンクーバーではなくサンフランシスコ行きになっていたのに気が付いたことがあります。見逃していたら、ロスバゲになっていたかもしれません!
*空港コード
成田 NRT
羽田 HND
伊丹 ITM
関西 KIX
中部 NGO
15. ウェブチェックイン
日本とカナダ間を飛ぶ場合、例えばJAL, ANA, AIR CANADAなら、出発予定時刻(現地時間)の24時間前から1時間前までウェブチェックインが可能です。
済ませておくと、空港では荷物を預けるだけなので時間がかかりません。予約時に座席指定をしていない場合は、ウェブチェックインの際に座席を確保することができます。あるいは国内線での旅行などで預入の荷物がない場合は、窓口に寄らずにそのまま搭乗口に行くこともできます。
16. スーツケースに住所と名前を
あるいはパンデミックがまだまだ心配な今、他人との接触を減らすことができます。
16. スーツケースに住所と名前を
こちらもロスバゲ対策。
スーツケース用のネームタグ。チェックインや荷物預入のカウンターに、航空会社が用意した名前や連絡先を書くタグがあります。ロスバゲ対策に利用しましょう。
あるいはビニール製のタグを購入して利用すると、無料の紙のタグのようにひっかかって取れてしまう、もしくは千切れてしまうということもありません。また、バンダナなどに替わる目印にもなります。
もう一つ、スーツケースに鍵を掛けない私が心がけているのが、名前と連絡先を書いたメモを荷物の一番上に入れておくこと。
荷物が迷子になったときに、誤って到着した空港で「この荷物はどこに行くべきか?」と調べる際、中を覗くことがあり、そんなときに住所があると持ち主のところに早目に戻ってくるそうです。(エアカナダでチェックインした時にエージェントが教えてくれました!)
17. カナダの空港を利用する人はNexusをゲット
カナダかアメリカの市民権や永住権を持っている人が申請できるNexusカード。陸路で移動することが多いなど、持っているという人もいるでしょう。
このNexusカードはアメリカに行くときだけでなく、日本に帰国するときなどにも利用できます。セキュリティチェックの際、Nexusと書かれた列に並ぶと、そのほかの列よりスムーズに通過することができます。
18.非常口、バルクヘッド(最前列席)
赤ちゃん連れでベビーベッドを使いたい場合は、予約時にその旨を旅行会社に伝えるか、航空会社のカスタマーサービスに連絡してバルクヘッド席を確保しましょう。
ただし、座席数に限りがあるので、たまたま赤ちゃん連れが数組いて、座れなかったということもあります。
非常口、バルクヘッドは足元に余裕があるということが多く、国内線や一部の航空会社では指定すると追加料金がかかることもありますが、国際線などでは無料で選ぶことも可能です。
これらの座席は航空会社のマイルを多数持っている乗客が予約していることもありますが、早くチェックインすると開いていることもあります。
(人気の非常口、バルクヘッドも一長一短だったりします。これについては別記事で改めて!)
19. 機内での時間の過ごし方
バンクーバーと東京間の飛行時間は10時間程度。飛行中ずっと寝ているという人は少なく、映画を2~3本見るなど、数時間は機内エンターテインメントを楽しむのが一般的ではないでしょうか。
私が困るのは、映画でプログラムを見るとあらすじは分かるのですが、どれが人気の映画なのか分からないとき。乗る前に調べておけばよかった!と思うこともあります。
航空会社のウェブサイトにはプログラムガイドも紹介されているので、あらかじめ調べておくといいかもしれません。
JAL https://www.jal.co.jp/jp/ja/inter/service/entertainment/
ANA https://www.ana.co.jp/ja/jp/serviceinfo/international/inflight/guide/y/wifi/ (機内エンターテインメント)
AIR CANADA https://www.aircanada.com/jp/ja/aco/home/fly/onboard/entertainment.html#/
あるいは本を読みたいと言う場合は、お気に入りの一冊、Netflixの映画や番組をダウンロードしておくなど機内でのエンターテインメントを用意していきましょう。
20. アレルギーや糖尿病患者対応、ベジタリアンだけに非ず!いろいろある機内食
アレルギーや糖尿病患者対応の食事、ベジタリアン、乳幼児、小さな子ども向けの食事など、さまざまなニーズに対応している機内食。
「私は普通のでいい」と思うかもしれませんが、シーフード料理なんてのもあります。あるいは、宗教食でヒンズー教対応を選ぶと本格的なインドカレーが楽しめます。ただし、その便での食事がすべて指定した食事になるので、最初の食事のみヒンズー教対応で、着陸前の食事は通常食がいい…という方にはお勧めしません。
また、出発前24時間から48時間など申し込みの期限があるので注意しましょう。
21. 入国審査、重要情報キット
コロナにより入国審査の際に、コロナの陰性証明など、これまでより必要なものが増えています。入国審査の時に提示する書類や、書類に記入する必要があるフライト番号などの情報、ホテルの住所、パスポートなど重要な情報はまとめてファイルフォルダーに入れておくのがおすすめです。
番外編 セキュリティでは左の列がおススメ?
旅行関係のウェブサイトを見ると、セキュリティのときの列は左側が早く進むのでおススメとなっています。
ただ、バンクーバー国際空港など、この列に並ぶように…と指示されるので本当に左がいいのか?私には疑問ですが…。