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草紅葉が彩る、秋のチーム(チリワック)

バンクーバー近郊に住む日本人にはノースショアやウィスラー方面の山が人気ですが、フレイザーバレーにも素晴らしい山が多数あります。

その一つがチリワックにあるマウントチーム。山頂からはフレイザーバレーの絶景が360度広がり、ノースショアの山とは違う魅力を楽しむことができます。

トレイルヘッドから山頂まで往復で10キロ足らず、標高差は700メートル程度と、ハイキング中級者が気軽に挑戦できる山として知られています。

ただしネックはトレイルヘッドまでのアクセス。途中から未舗装の山道を約15キロ登るので4WDなどが必要です。

10年ほど前は乗用車で来ている人も見かけたのですが、上れず渋滞を巻き起こして他のハイカーに迷惑をかける可能性もあり。

2021年9月に訪れた際は道の状態が悪く、ホンダのCRVでもトレイルヘッド(登山口)まで行くことができませんでした。大きなピックアップなどを除いて、車の多くは2~300メートル手前で駐車。私たちも少し登山の距離が伸びたねと言いながら歩き始めたのですが、アメリカのマウントベーカーなどの美しい眺望を楽しむことができ、既にテンションアップ!

トレイルヘッドから約300メートルで隣にそびえるレディーピークのビューポイントがあります。チームの標高は2,104 m、レディーピークは 2,178 m。標高差は100メートルないのですが、レディピークの距離は1.5キロ程度長いので、より上級者が挑戦する山になっているようです。

さて、ビューポイントからさらに進むと、小川が流れる草地(Meadows)に出ます。8月頃に行くと美しい高山植物を楽しむことができます。

かわいい橋が架かっているので、その橋を渡り、小さな湖、スプーンレイクへ。

スプーンレイクを過ぎると本格的な上りが始まります。私は2回、チームを登りましたが、2回ともスプーンレイクの少し先でクマを見ました。

スイッチバック(ジグザグの道)を登るにしたがい、低木、さらには岩がゴロゴロしているだけになってきます。登っている間はお目当てのマウントチームより、お隣のレディーピークの堂々とした山並みがよく見えます。

トレイルヘッドから約2.5キロ行くと、右手に分かれるトレイルがあります。こちらはレディーピークへのトレイルなので要注意!

スプーンレイクからは勾配は20度から30度程度できつめですが、山頂の眺望のすばらしさには定評があります。しばらく登るとRidge(尾根)に到着。岩が張り出したところがあって、まるでライオンキングのアニメのような光景で、絶好の写真撮影スポットです。

ここまで来ると、あと少しで頂上です。

頂上は樹木などさえぎるものがないので、夏は暑い可能性あり。あるいは初夏や秋になると風が強くて寒いこともあります。9月中旬に2度訪れたことがありますが、いずれも晴天。でも、一度は持っていたフリースジャケットを着ても風が冷たく、頂上で数枚写真を撮ったら下山しました。2回目は風がなかったからか快適。ビールを飲んでいる人たちも見かけました。

Mount Cheam
マウントチーム

・シーズンは7月から10月頭ぐらいまで。7月初旬に訪れる場合は雪が残っている可能性が高い。雪の上を歩いてもよい靴やマイクロスパイクが必要。
・水を忘れないように。
・クマ対策にベアベルなどを持参。
・トイレは登山口のみ。山頂にはない。
・夏は蚊など虫が多い。虫よけを持参しよう。
・ペット可。
・高山であるため、日陰を作ってくれるような大きな木はない。特に夏は帽子、サンスクリーンを忘れずに!

距離 9.5キロメートル
高低差 700メートル
(Vancouver Trailsのデータ)
 可

アクセス
バンクーバーからも片道約2時間30分。チリワックの119出口からさらに1時間。

ハイウェイ1号線をチリワックへ。119出口( Sardis)で折りて、Vedder Road を南下。Chilliwack Lake Road との3方向の交差点で左折、さらに進んでCamp Foley Recreational Siteのところで左折してFoley Creek Forestry Service Roadへ。約2km行くと橋があるので、ジャンクションを左折、さらに2キロ行って右折してChipmunk Creek Forest Service Roadへ。行き止まりが登山口。

Google Map でMount Cheamと入力。

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