カナダ英語とアメリカ英語って、どう違う?
Grammarlyに「How American English and Canadian English Are Different(アメリカ英語とカナダ英語はどう違うか)」という記事があるのを見つけたので、ざっと翻訳してみました。
スペル
カナダ英語はイギリス英語のスペルの影響を受けていて、
・“humor”ではなく “humour” 、 “behavior” “behaviour” のように“ou” を使います。
・ “theater”ではなく “theatre”、 “center”でなく “centre” と、“er”の代わりに “re”。
また、接尾を加えるときは“travel”は “travelled” と子音を二つになる。アメリカ英語だと “traveled” 。
単位
アメリカではインペリアル(ヤード・ポンド)法を使うのに対して、カナダでは多くの場合、メートル法。
カナダでは1975年4月にメートル法に移行。ただし、体重や身長は今なお、インペリアルを利用しています。
アメリカとの国境を越えるとガソリンスタンドもリットルあたりではなく、ガロンあたりの料金。
また、カナダで暮らしている私たちがアメリカを訪れて混乱するのが、制限速度の表示がマイルになっていることや気温が華氏であること。華氏100度と言われると、???状態に。
一方でカナダで料理するときは華氏で、レシピを見ると400Fなどとなっています。
eh?
カナダ人がよく使うのがeh(エイ)?
eh?はスラングにあたります。
たとえば、 “Making hamburgers for dinner, eh?” (ディナーにハンバーガーを作ろうか?eh?)っといった使い方をします。文尾に付ける言葉ということで特に意味はありません。
“She is a wonderful mother, eh?”という場合は、「彼女はすばらしいお母さんだよね?」と「だよね」という感じです。
また、カナダ人っぽくなります。
アメリカ人はeh?の代わりに “huh” や “right” を使うことが多いとか。
語彙
アメリカ人はsneaker(スニーカー)、カナダ人はrunner(ランナー)。
電力料金はアメリカ人はelectric bill、カナダ人はhydro bill…など、一部違う言葉を使います。
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そのほか、カナダの公用語は英語とフランス語の2つであることから、カナダ英語はフランス語の影響がある(grammarly)とあるが、一方、
「Canadian English and American English are both considered phonologically North American English, meaning that they are difficult to tell apart」。つまり、どちらも北米英語で違いはほとんど分からないとか。